やはり気持ちが落ち着くのは、こんな日本らしい朝食。米、味噌汁、魚、漬物、卵が少しずつ美しく盛られた朝ごはんは栄養バランスも良く、目も身体も喜ぶ。
Photography_Wakana Baba Edit & Words_Maki Kakimoto
米
おかずが主役と見せかけて、日本の食卓の王様と言っても過言ではない“ 米”。米が美味しければ、何はともあれ幸せ! 米の種類ごとに最も美味しいと思う食べ方を、フードディレクター 寺本りえ子さんがご紹介。
〖 白 米 〗
「粘りが少なくうま味と甘みがあり、バランスの良いコシヒカリが個人的には好み。血糖値を上げたい人には白米がおすすめ。そして、やはり白米はどんなおかずとも合う。そこが一番の強みだと思います。何と一緒に食べるか次第で、さまざまな表情に変化するのが白米。」
〖 酵素玄米 〗
「抗酸化作用の高いポリフェノールたっぷりの小豆。酵素の働きで食物繊維もしっかりととることができ、消化の負担が軽く、デトックス作用もあり、身体にとてもいい酵素玄米。満足感も大きいので、漬物と味噌汁があればじゅうぶん!という気分になります。」
〖 玄 米 〗
「白米に比べ、「ぬか層」や「胚芽」が残っているのが玄米。その玄米からわずかに発芽させたのが発芽玄米。更に栄養価が増します。白米をそのまま玄米に置き換えると、抵抗がある人も多いので、最初は3 対1 などの割合で少しずつ混ぜてみてください。」