南房総エリア / 3

自動車好きならぜひ訪れたい木更津の新名所。ポルシェのユニークなホスピタリティと五感をフルに使って自動車の楽しさを体験することができるサーキット施設。グランプリサーキットの設計も手掛けるヘルマン・ティケルによるトラックレイアウトは秀逸。

Photography_Eric Micotto Words_Takeshi Sato  

 

 

 

 

 

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

 

 都心からアクアラインを経由して約1 時間、里山という言葉が似合う、千葉県木更津市の緑豊かなエリアにポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(以下、PEC 東京)は位置する。43ヘクタール、東京ドーム9 個分という広大な敷地には、2.1km の周回コースのほか、オフロード走行やドリフト走行など、運転のスキルを上げるためのドライバー育成モジュールが5 つ設置されている。PEC 東京でセールス/マーケティングのマネージャーを務める佐藤麻子氏にこれらのコースの狙いを尋ねた。

 

 

 

 

 

 柱となるプログラムは、90 分間にわたりポルシェドライビングコーチの1 対1 の指導を受けられるドライビングエクスペリエンスだが、助手席でポルシェのパフォーマンスを経験できるデモンストレーションラップや、さまざまなポルシェで世界のサーキットを体感できるシミュレーターなど、免許がない方でも楽しめる。環境に配慮して最大40m の高低差を残した周回コースでは、まるで高原を走っているように感じる、爽快なドライブを楽しめる。

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 「世界で9 つあるPEC はすべて共通のコンセプトで、ポルシェの技術力と魅力を最大限に発揮できる設計となっています。我々はトラックと呼んでいますが、サーキットでもなく、販売店でもなく、極限の状態でポルシェを体験できる施設で、ポルシェ以外のクルマにお乗りの方もたくさんお見えになっています」

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

周回コースをデザインしたのはサーキット設計の大家ヘルマン・ティルケ。独ニュルブルクリンクのカルーセルや、米ラグナ・セカのコークスクリューといった名物コーナーを再現したエリアも楽しい。タイカンと911 がカルーセルを駆ける。
 
 

 

 

佐藤麻子

PEC Tokyo セールス/マーケティング/BD マネージャー

 

 

 

 

周回コースのほかに、5 つの運転モジュールがある。オーバーステアとアンダーステアを経験できるローフリクションハンドリングト
ラック、SUV のパフォーマンスを知るオフロードエリア、フルブレーキや全開加速を体験できる広大なダイナミックエリア、スピン状態をコントロールするキックプレート、そしてドリフトサークルと充実している。本格的なカフェとレストランには地元の方も集う。

 

 

PEC 東京の建設にあたっては千葉県、木更津市との協定で自然環境保全に留意したという。また、PEC 東京で木更津ブルーベリーRUN を開催したり、木更津市のふるさと納税にポルシェジャパンが返礼品を提供するなど、地域貢献にも取り組む。ポルシェジャパンはほかにも、「LEARN withPorsche 2022」というスカラーシップブログラムで若者が夢を持つことをサポートするなど、CSR活動を積極的に行う。

 

 

 

 

 

 

 

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京

 

千葉県木更津市伊豆島
中ノ台1148-1 7

0120-718-911
Open 9:00 ~ 18:00
porsche-experiencecenter-tokyo.jp

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