EXCITING WEEKEND ROAD TRIP Vo.2 / 5

海へとせり出した「冬至光遥拝隧道」の上に立ち、相模湾を望む。右には光学硝子が敷き詰め られた「光学硝子舞台」。京都・清水寺と同じ懸造り(かけづくり)工法で作られており、床下に は釘を一本も使っていない。

日本を代表する現代美術作家・杉本博司の活動の集大成で、 “ 人類とアートの起源” をコンセプトにつくられた施設。敷地内には、野外の舞台、ギャラリー、オブジェなど太陽の動きや地軸の角度を計測して建てられた建築物が散在している。

 

Photography_Kohei Take Edit & Words_Eri Koizumi 

 

 

 

 

自然と宇宙を感じながら一人、アートと向き合う

 

小田原文化財団 江之浦測候所

 小田原と熱海のちょうど中間地点、箱根外輪山を背にして相模湾を見渡す江之浦エリア。急峻な斜面が幾重にも続く道のりの先に、日本を代表する現代美術作家・杉本博司の活動の集大成であるアートプロジェクト「江之浦測候所」が現れる。

 

 

 

冬至光遥拝隧道」は冬至の朝に太陽が昇る方角に建てられ、「夏至光遥拝100 メートルギャラリー」は夏至の朝に太陽が昇る方角に建てられている。
山の斜面のみかん畑を囲むように見事な竹林が広がっている。
鎌倉の建長寺派明月院の正門として建てられた「明月門」。根津美術館正門として使用されていたが、建て替えに伴い寄贈され、再建された。

 

 

 

 かつて、みかん畑だった広大な土地に“ 人類とアートの起源” をコンセプトにつくられた施設だ。敷地内には、野外の舞台、ギャラリー、オブジェなど太陽の動きや地軸の角度を計測して建てられた建築物が散在し、その圧倒的なスケールと神秘的な世界に驚く。新たな命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。この二至二分の太陽光の照射を計算し、太陽の軌道を建築の中に取り込むというダイナミックな発想で施設が設計されている。

 

 

 

レクサスNew RX と相模湾の景色。
「江之浦測候所」で、壮大なスケールの建築物に次いでひときわ存在感を放つのが石。近くの根府川石丁場から採取された根府川石をはじめ、庭には古代から近代までの建築遺構から収集された考古遺産が配されていて、早川石丁場群跡から出土した江戸城の石垣の石も使用されている。日本全国から集められた、有名無名な個性豊かな石が織りなす景色に出合える。
冬至の朝に太陽が昇る方角に建てられた「冬至光遥拝隧道」。内部に立って、海方面を見ると額縁に入ったような海の景色を拝むことができる。

 

 

 

 たとえばガラス張りの「夏至光遥拝100 メートルギャラリー」は夏至の日には日の出の光がギャラリーの中を一直線に射すように設計されていて、冬至には「冬至光遥拝隧道」(鋼鉄製、全長70m のトンネル)を日の出が貫くようになっている。ただ一日の日の出のためだけに設計された建築とランドスケープの数々。悠久の時の流れを感じ、壮大なアートにふれる心豊かな体験ができる。

 

 

 

 

LEXUS RX300 F SPORT(ホワイトノーヴァガラスフレーク)

 

 

 

 

 

 

 

小田原文化財団 江之浦測候所

 

神奈川県小田原市江之浦362-1
☎︎ 0465-42-9170 事前予約・入替制

Open 午前の部10:00〜13:00、午後の部13:30〜16:30 Close 火、水曜(年末年始および臨時休館あり)

入館料3,300円
P あり(要予約)

 

 

 

 

 

最寄駅であるホームから海が見える絶景駅として名高い根府川駅。JR 東海道本線の中でもっとも乗降客数が少ないといわれる
情緒あふれる無人駅と夕暮れが重なる時間はまさにマジックアワーだ。

 

 

 

 

 

 

JR東海道本線 根府川駅

 

神奈川県小田原市根府川109

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