WATCH EXPERIENCE
時計は人生をともに歩む大切なパートナーであり、親から子へ、子から孫へ、ファミリーを何世代にもまたがり受け継がれていく。そんな特別なタイムピースに出合うために、自分にとっての確かな一本を見極める知識と視座を持ち帰っていただく2 つのイベントが開催された。
Photography_Etsuko Murakami
TOUCH Plus の『時計』アカデミー開催
全7 章の講義プログラムを2 時間かけてじっくりと解説。食事とアルコールを楽しみながらリラックスして講義を聴くスタイル。
豊かなライフスタイルに欠かせないこだわりのある嗜好の世界について、小誌と各ジャンルの専門家が、新たな「知」の冒険にお連れするスモール・ラグジュアリーなアカデミックイベント『TOUCH Plus ACADEMY』。記念すべき第1回のテーマは“ タイムピース”。東京の摩天楼を一望するデザインホテルAndaz Tokyo のシェフズ スタジオを舞台に『TOUCH Plus WATCH ACADEMY』が初開催された。
今回のナビゲーターには小誌時計ページでもお馴染みの時計ジャーナリスト篠田哲生さんが登壇。まず、「スイス時計」とは何ですか?「暦」についてどのくらい知っていますか?そんなタイトルから学びの場はスタートする。人々の腕に燦然と輝くスイス時計の幕開けの話や紀元前から現代に続く「暦」の変遷について、まずは、時計史と時間史の基礎をじっくり解説する。そのうえで、スイス時計が特別なワケやカレンダー機能の仕組み、さらに人類にとってかけがえのない“ 時” というテーマを扱う時計師たちが、時計に仕掛けたファンタジーまでを知ってもらおうという試みだ。
会場にはスイスを代表するブランドからさまざまなタイプの時計がずらりとラインナップされ、参加者たちは実際に手に取り、講義でふれたデザインの意匠や素材の手触りとともに、その一本に込められた物語をじっくりと堪能できる。確かな一本に出合えた人も、出合えなかった人も、腕元で愛でる“ 時” への探求心は強まったように思える。
『TOCUH Plus WATCH ACADEMY』の次回の開催をぜひご期待いただきたい。
Event Outline
日時:第1回 2018年7月27日(金) Supported by Jaeger-LeCoultre
第2回 2018年8月23日(木) Supported by Isetan Mitsukoshi
場所:アンダーズ 東京 シェフズ スタジオ
参加人数:各回 7組14名