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やはり気持ちが落ち着くのは、こんな日本らしい朝食。米、味噌汁、魚、漬物、卵が少しずつ美しく盛られた朝ごはんは栄養バランスも良く、目も身体も喜ぶ。

Photography_Wakana Baba  Edit & Words_Maki Kakimoto

 

 

 

 

おかずが主役と見せかけて、日本の食卓の王様と言っても過言ではない“ 米”。米が美味しければ、何はともあれ幸せ! 米の種類ごとに最も美味しいと思う食べ方を、フードディレクター 寺本りえ子さんがご紹介。

 

 

 

 

〖 白 米 〗

 

 

粘りが少なくうま味と甘みがあり、バランスの良いコシヒカリが個人的には好み。血糖値を上げたい人には白米がおすすめ。そして、やはり白米はどんなおかずとも合う。そこが一番の強みだと思います。何と一緒に食べるか次第で、さまざまな表情に変化するのが白米。

 

 

 

ルックスだけで完璧に美味しそうじゃないですか? 納豆、生卵、手作りの柚子胡椒を、好みの分量で乗せて勢いよくかき混ぜます。
半睡窯の「飯炊釜」を愛用。この鍋で炊くとほくほく感が増し、丸みが出るんです。粒が立っている感じで蓋を開けると嬉しくなります

 

 

 

 

 

 

 

〖 酵素玄米 〗

 

 

抗酸化作用の高いポリフェノールたっぷりの小豆。酵素の働きで食物繊維もしっかりととることができ、消化の負担が軽く、デトックス作用もあり、身体にとてもいい酵素玄米。満足感も大きいので、漬物と味噌汁があればじゅうぶん!という気分になります。

 

 

 

冷めても美味しいのは酵素玄米の特徴のひとつ。だからこそおむすびにピッタリ。粘りがあるのですぐに固まり、形を作りやすい。
面倒くさいと続かないので、私は酵素玄米専用炊飯器「酵素玄米Labo」を愛用しています。酵素玄米4合が85 分で炊けてしまうので、手放せません。

 

 

 

 

 

 

 

〖  玄 米  〗

 

 

白米に比べ、「ぬか層」や「胚芽」が残っているのが玄米。その玄米からわずかに発芽させたのが発芽玄米。更に栄養価が増します。白米をそのまま玄米に置き換えると、抵抗がある人も多いので、最初は3 対1 などの割合で少しずつ混ぜてみてください。

 

 

 

白米のような甘みはなく、玄米自体が粒立ちして存在感があるので、辛子味噌や海苔の佃煮などねっとりとした粘り気ある調味料が合う。これはピリッと辛い自家製辛子味噌。
玄米はサラダマスターの鍋を愛用。カチャカチャという音がしたら弱火に。音が止まったら下の水分がなくなったということ。そこで火を止め、8~10 分蒸します。

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