ROAD TRIP / 九十九里 vol.2

九十九里ビーチライン沿い の飯岡海岸。砂浜を走れるのは 千里浜(石川県)が有名だが、ここは砂浜に車両の乗り入れができ る。

シンプルな背景だと車の全景を思わず入れたくなる気持ちもわかるが、意図して大胆に車を切り取ることでより印象的な一枚に仕上がる。

 

 

大海原をまっすぐ割るように駆け、ビーチラインで海風を受け、ここが日本とは思えない一面の田園風景を楽しむ。起伏に富んだドライブウェイの果てに、江戸時代の情緒を色濃く残す水郷の商家町へ。

Photography_Maruo Kono, Kenta Yoshizawa Words_Miyako Akiyama Illustration_Soga Johnny

 

 

 

 

大海原に並走し、波の音、風の匂いに旅を感じる

 

 

九十九里ビーチライン沿いの飯岡海岸。砂浜を走れるのは千里浜(石川県)が有名だが、ここは砂浜に車両の乗り入れができる。

 

砂浜では、車との距離を取りローアングルから撮影することで、砂浜の光る小石や貝がフレームインし印象的になる。

 

 

 

 

九十九里有料道路は新しく走りやすい道だ。
車窓から心地よい海風を受ける。
蓮沼海浜公園の展望塔。

 

 

 

 

 

東京湾アクララインを降りたら、一宮から九十九里有料道路、九十九里ビーチラインを走り継ぎ、太平洋と並走する悦びに身をまかせてみよう。

 

 

 

 

海水浴場としても人気の片貝海岸。

 

フロントウィンドウ越しの海は印象的だ。ハンドルとピラーとバックミラーを手前に入れることでドライバーズビューを表現する。

 

 

 

 九十九里有料道路は、千葉県随一の砂浜海岸である九十九里浜に沿って延びる全長17.2km のシーサイドライン。ウィンドウを全開にして海風を車中に取り込めば、何にも遮られることなく広がる大空と、海を渡る風の匂いに、いままさに旅が始まったという実感を得られるはずだ。途中、蓮沼海浜公園の展望塔では、パームツリーやエキゾチックな植栽に、ここはカリフォルニア? という異国情緒も楽しめるから、寄り道も楽しからずや。急がずゆっくり行くのが吉。

 

 

 

 

サーフスポットも多い。

 

海を撮るときのテクニック。打ち寄せる波に対して水平を保つことで海から空への美しい景色のレイヤーができる。

 

 

 

 

 

コンパクトSUV でありながらスポーツカーテイストもあわせもつポルシェ マカン。

 

このカットは時速10km 程度で撮影し、光を正面から受けることで車が景色に溶けていくような表現を狙った。流し撮りはシャッタースピード優先、連写モードで撮影する。

 

 

 

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